あのインスタライブから1年
今回のツアーの高松公演は本来なら昨年に行われる予定でしたが、コロナの影響で中止を余儀なくされました。
他のバンドも同じようにライブが中止になっていく中、エッグはライブが出来なかったその日にインスタライブを慣行してくれました。
その当時は配信ライブというものがあまり根付いてなかったので正直どうなのかなぁと思っていましたが、とても楽しいライブだったのを覚えています。
いきなり決まったインスタライブということもあり、そのライブ中にコメントで演奏曲のリクエストを募っていました。
これはとても新鮮で面白い試みですよね。
「MUZIC」「VITAMIN」「SEVENTEEN」といった人気曲を演奏してくれたときは、まだエッグのライブを見たことがなかった私でも鳥肌が立ちました。
特に「MUZIC」の間奏中のMCでジョーイが「いろんなニュースが飛び交ってるけど、周りは騙されるな。自分で考えて自分で判断しろ。」という言葉にとても感動しました。
コロナでライブハウスの印象が悪くなっているときにこのジョーイの言葉は、ライブハウスが好きな私たちに勇気を与えるものでした。
それがしかも「MUZIC」の演奏中というのがまたたまりません泣。
この時、私は絶対にエッグのライブをいつか必ず生で見ると決めました。
ダイブ・モッシュがすべてじゃない
ダイムの階段からエッグのメンバーが下りてきたとき、やっと彼らのライブが見れると思い心が躍りました。
ジョーイ「待たせたなー!高松来るの7年ぶりや」
いや、どんだけ待たすねん(笑)
と思いましたがもう四国に来てくれたことに感謝です。
セットリストはほぼ最新アルバムのAIN’T SEEN NOTHING YETの中からでした。
私が特に聴きたいと思っていた「METEOR」が始まった瞬間いつの間にかみんなと一緒に拳を掲げていました。(笑)
普段のライブならモッシュが起こり汗だくでぐちゃぐちゃになってるはずですが、そこは仕方ないですね。
だから私は内心これが当たり前になるのは何か寂しいなぁと感じていました。
しかし、MCでジョーイが
「俺らはダイブ・モッシュ無しでも楽しませられるバンドだから。」
「いろいろ制限あるけど、あの頃のほうが良かったなんて思わんとこうぜ。今この瞬間を楽しもう!」
「レーベルの人にツアーやる?って言われたときにそりゃやるやろ!って即答した。ライブは規模じゃなくて質やと思って」
「今日ここに来たくても来れなかった人がいるのは知ってる。だからその人らが来れるようになるまで俺らはライブハウスで音を鳴らし続けるから。」
と言ってくれました。
かっこよすぎやろ!
この人の言葉はどんだけ俺を安心させてくれるんな。。。泣
ベースのクンちゃんも
「みんな仕事とかいろいろ大変やろ?ライブハウスに来てくれてありがとう。今日だけは辛いこと忘れて楽しんでいってな。」
と笑顔で言ってくれました。
ライブの締めの曲「SEVENTEEN」が終わったときには私の心は17才に戻っていました。
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